第6回 吉田悦花のわん句に、全国より多数のご応募をいただき、ありがとうございました。最優秀賞の加川喜泉さん、おめでとうございます。

続いて第7回わん句を募集いたしますので、ご応募お待ちしております。
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4月上旬、ちょうど桜が咲き満ちている頃、新入生が入学してきます。
「一年生」はもちろん、入学式、入学児、いずれも春の季語です。
これは、必ずしも小学「一年生」のみを指すものではありません。
小学校から大学まで、春は入学の季節。そして、学校を卒業して新しく社会に出る人を社会人「一年生」ともいいます。新入社員、入社式も春の季語です。
期待と不安が入り混じった気持ちで、新しい生活を迎える「一年生」を尻尾を振って「送り出」す犬。新たな一歩を踏み出す「一年生」を応援する、あたたかな想いが伝わる句ですね。
悦花のわんポイント
ふさふさとした長い「しっぽ」を体に巻きつけるようにして眠っているのでしょう。「春愁のしっぽを抱いて」に、そこはかとない哀愁も感じられます。

熟睡している犬の鼻の乾きに気づいた、着眼点がよいですね。

愛らしい小犬の「ぽめらにあん」。その歩みは、春を刻んでいるように、軽やかで小気味よい。まさに「スタッカート」。

何頭生まれたのでしょうか?「もう一度」「数へ」直しているところに喜びがあふれています。

「春はあけぼの」寝たふりをしていても、「尻尾」は正直です。早く散歩に行きたくて、うずうずしているのでしょう。

旅の途中で出逢った「看板犬」とのふれあい。気持ちもおだやかになります。

どんなに寒い日も雨の日もひたすらに。「白息の盲導犬」にリアリティーがありますね。

「枯草の海」を泳ぐように掻き分けて来た「老犬」。まだまだ元気です。

サッカーでボールを頭にぶつけて扱う「ヘッディング」が「得意」なんて、とても動きの活発な愛犬なのでしょう。春はもうそこまで来ています。

辛夷は、春を告げる香気あふれる白い花。あたたかな陽気に誘われて、久しぶりに外に出たのでしょう。「犬に無沙汰をわびてをり」が面白いですね。

おとなしく「伏せて待つ犬」。生気あふれる明るい春の山を「山笑ふ」といいます。静と動のとりあわせ。
※提出句は、選考委員が推敲したものをアップしている場合もあります。(敬称略)
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