「良夜」は、陰暦八月十五日、十五夜、中秋の月のこと。この夜の月は、1年中で最も澄んで美しいとされています。穂芒を飾り、芒や団子などを備えて月を祭ります。虫の音や夜露や涼風など、あたりの風物も澄み渡り、心があらわれるような「良夜」に、まだ眼の開かない「犬の仔」の兄弟が寄り添って睡っています。 「重なり睡る」が、様子が目に浮かぶようで、とてもよいですね。ところで、「十三夜」は。陰暦九月十三夜の月のこと。この日は、十五夜の名月から1ヶ月後の月であることから「後(のち)の月」ともいいます。