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ペットとの正しいつき合い方

ペットが家族の一員として暮らすようになった昨今、ペットを必要以上に溺愛してはいませんか。飼い主の都合や欲求を満たすために一方的に接してはいないでしょうか。犬は人間ではありませんから、人間とは異なるストレスの感じ方をします。人にも犬にもよい環境でないと、お互いの心を蝕み「問題行動」を誘発しかねません。

欧米では若い犬を安楽死させる原因の一番に「問題行動」があげられています。

このような不幸な結果にならないためにも、犬の視点にたって、ともに快適に生活する方法を考え、実践していくべきではないでしょうか。犬の習性を理解することは飼い主の責務だと思われます。

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飼い主のマナー

犬は人類の最も古い友人といわれています。最近では、番犬、愛玩犬という飼われ方から、コンパニオン・アニマル、すなわち、人生の伴侶として、ますます大切な存在となってきています。しかし、反面、住宅密集地や集合住宅などで、動物飼育に対する風当たりが強くなってきているのも事実です。これは一部の飼い主のマナーに欠けた行動が原因となっていると思われます。

東京都の保健所などでは、犬の放し飼い、鳴き声、汚物、悪臭などに関する苦情が、年間30,000件も寄せられているそうです。

人と動物が共生できる社会へ向けて、飼い主の責任として一層の配慮と努力が必要でしょう。人間の子供と同じように、犬にも社会生活をしていくための基本的なしつけが必要です。やっていけないことはきちんと決め「ダメ」と教えましょう。

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犬のあつかい方

犬は群れで狩りをする動物で、群れの中にリーダーを作ります。人と一緒に住んでいれば、群れは飼い主の家族になり、子犬のときにわがままに育てると、自分が群れのリーダーだと勘違いしてしまいます。人がリーダーで、人の命令には従う習慣をつける必要があります。

厳しくするのがかわいそうでも、犬がリーダーになるほうが多くの心理負担をかけることになります。群れを統率するために、勝手な人の行動は制裁の対象になり、外部からの侵入者は吠えて撃退しなければなりません。

人の強さは、遊びはもちろん生活の全てから学んでいきます。食事も人のスケジュールや考えに従い管理します。散歩に出るのも人が決め、行く方向、速さなどを犬に任せたり、人より先を歩かせたりしてはいけません。

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子犬の食事

子犬は生後2ヶ月になると自分で食事をします。その際には栄養的な満足を与えるとともに、食事を通して人間との関係を作り上げる必要があります。

栄養バランスの良い食事といえば子犬用ドッグフードですが、多くの種類がある中で安心なのはドライ/ウェット(缶詰)を問わず、高品質のプレミアムフードを選ぶことです。子犬の食事回数は日に3〜4回で食べる量は子犬自身に決めさせます。自分で必要な量だけ食べさせても問題ありません、肥満傾向があれば制限します。

犬は集団行動をとる動物なので、人と一緒に暮らす飼い犬にとっては飼い主である人がリーダーとなります。食事はリーダーから配分されるものなので、食事の時間もまずリーダーが食べた後に与えられることになります。

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子猫の食事

猫は生後2ヶ月になると自分で食事をします。雑食性の犬と違い猫は今でも純粋な肉食ですが、動物性の食物以外も食べます。もっとも飼い猫の場合は飼い主が食物バランスを考える必要があります。

猫の食事はキャットフード中心ですが、多くの種類がある中で比較的安心して使われるのは高品質のプレミアムフードです。プレミアムにもドライとウェット(缶詰)がありますが、猫はなぜかドライを好みます。

食事の回数は犬ほどきちんと決める必要もなく、食べる量も猫自身に決めさせます。欲しいだけ食べさせても問題ありませんが、肥満傾向があれば制限します。ドライ中心の食事ではウェットより多めに水を飲みますが、どうしても不足する傾向にあるので、いつも新鮮な水を飲めるようにしてください。

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猫とトイレ

猫と暮らす上でトイレが一番の問題です。トイレのしつけは簡単ですが心理的原因で困った行動をとることがあるからです。

室内だけで暮らす猫でも、外に出る猫でも、トイレは部屋の中に置きます。箱の中には猫の砂や新聞紙を細かく裂いて入れます。トイレの砂にも何種類かあり混ぜて使ってもかまいません。粘土系は吸湿性がよく匂いも消えますが、処理が面倒です。木や紙系は処理が簡単ですが、足の裏について周りを汚します。ハーブエッセンスなどを砂に混ぜるといやな匂いが消えます。

トイレの汚れを気にする猫が多く、汚れていると他の場所で尿をすることがあるので、1匹でも2ケ所に置きます。ストレスが原因となることもあり、その場合には原因を探し、改善を図ってください。

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薬の飲ませ方

錠剤やカプセルの薬を飲ませる場合、チーズやハムなど犬の好きな食べ物に薬を埋めます。疑い深い犬は最初に何も入れずに与え、安心させてから薬を入れたものを与えるとうまくくいきます。口を自分で開けない犬や、薬だけ吐き出す犬は無理に口を開けて押し込みます。

水薬やシロップは口の中に入れればあまり嫌がりませんが、薬瓶を見ただけで固く口を閉じ頭を振って抵抗する犬には使えません。

粉薬は口を開けさせて中へ入れ、嫌がる犬は唇の横の袋部分に入れます。牛乳に混ぜる人がいますが、飲む量が一定せず底に沈むので適切とはいえません。

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猫の予防接種

猫にはウィルス性の伝染病が多く、普通に見られるものでも6種類あります。そのうち急性伝染病の伝染性腸炎、風邪に似た症状のヘルペスウィルスやカルシウィルスには、3種混合ワクチンがあります。 慢性経過をとる猫白血病ウィルス感染症、猫エイズ、猫伝染性腹膜炎は発症すると完治することが少なく致死率の高い病気ですが、猫白血病ウィルス以外にはワクチンがありません。

接種時期は状況で異なりますが、早ければ1か月過ぎから使う場合もあります。子猫のときは最初にワクチンプログラムを作り数回接種を行い、あとは1年に1回追加接種を行います。

ワクチンなので副作用が出ることもありますが、接種による効果とのバランスから考えると接種しないほうが大きな問題となります。

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蚤のはなし

蚤の季節といえば以前は気温の上がる春からでしたが、今は住環境がよくなり1年中発生します。ほとんどの寄生虫が減少する中で蚤だけはむしろ増えていますが、ここ数年の目覚ましい薬の開発で数を減らしつつあります。

犬や猫につく蚤、人を刺す蚤はほとんどが猫蚤で、気温18度、湿度75〜80%では卵〜幼虫〜蛹〜成虫まで約20日で変態を完了します。

従来の蚤対策は親蚤だけでしたが、今は家の中で99%を占める卵や幼虫に対して、副作用も少ない発育阻害剤が多く使われています。1か月に1回内服するものや、スプレーやフォームタイプのものもあります。親蚤に対しては除虫菊の成分である、ピレスリン系に加え、即効性があり2〜3か月間有効なものも発売されました。

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寄生虫の予防薬

日本人が犬を飼うときの問題のひとつに「虫くだし」信仰があります。子犬には必ず虫がいると思い込み、元気がないと、必要もないのに虫の薬を飲ませています。市販の虫の薬は薬の中でも副作用が大きく、素人が使用すると危険です。

虫の有無には検査が必要です。虫によって薬が違うこと、虫の薬は新薬の開発が盛んでいつも同じではないことを理解してください。少し前までの薬は成虫にしか効果がないのに対して、最近の薬は幼虫に効果があり、副作用も少なく、虫の種類を越えて効くようになりました。

幼虫に効く薬は、定期的に飲ませれば予防薬にも使えます。蚤やフィラリアは1か月に1回の内服で、幼虫の段階で駆除できます。とにかく元気がないからといって、むやみに虫の薬を飲ませないでください。

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フィラリアのはなし

正式名称を「犬心臓糸状虫」というフィラリアは、犬の心臓に20〜30cmの虫が寄生する病気です。成虫は心臓の中で約250ミクロンの幼虫(ミクロフィラリア)を生みます。幼虫は蚊に吸われて1回脱皮し、蚊が犬を刺すと再び犬の体に侵入して、脱皮を繰り返しながら6か月後には心臓へ移動します。

予防薬は感染後1か月〜1か月半の脱皮を阻止するもので、脱皮できない幼虫は死んで吸収されます。予防時期は感染の恐れがある蚊の出始めから1か月後より、いなくなった1か月後まで月1回薬を飲ませます。

蚊のいる地域の生後6か月以上の犬は、感染の可能性があります。予防薬は安全性の高いものですが、感染していると副作用が出やすく対策が必要です。血液検査を受けてから飲ませてください。

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ワクチンのはなし

犬の伝染病のワクチンには、ジステンバー、伝染性肝炎、レプストピラ、パルボ、パラインフルエンザがあり、多くは混合ワクチンの形で使われます。

最初の接種は母犬の初乳を通して受け継いだ抗体が効果を失う生後2か月前後で、状況により早まる場合もあります。子犬のときの数回の接種が終われば、あとは1年に1回の追加接種で抗体を維持します。

部屋を出ないから、副作用が怖いからと接種を受けない人がいますが、犬の生涯を通してウィルスの侵入を完全に防ぐことは困難です。ワクチンなしでは病院や犬の美容院に連れていくことも大変危険です。ワクチンなので副作用の心配はありますが、不接種による伝染病の方がはるかに問題です。なお狂犬病のワクチンは法律で義務づけられています。

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