クラブアルプトップページへ サイトマップ
会社概要
ライフプランケアプラン電話・メール相談お役立ち情報 会員の方はこちら
ログイン
パスワードを知りたい
ペットお役立ち情報 インストラクター高井牧の海外レポート

2006.12.15 アメリカのペットブティック“バウワウザー&パースニッキティ”

皆さんこんにちは。もうすぐクリスマスですね。今回はそんなクリスマスにピッタリの、カリフォルニア州ロスガトスにあるペットブティックをご紹介します。

このお店は、高級住宅街のお洒落なショッピングモールの一角にあります。店内では繋がっていますが、犬のお店BowWowserと猫のお店Purrsnickety(ワンワンとゴロゴロニャンという訳になるのでしょうか)で別々の入り口になって半分に分かれています。

ペット用品を扱ったお店はここ数年急増しましたが、このお店は10年以上前から営業されているそうです。日本から来たという取材には快く応じて下さいました。

お店の雰囲気は、お洒落な犬猫のブティックといった感じです。広い店内に天井に届くほど所狭しと商品が並べられていて、犬セクションでは、バッグやリード、お洒落なカラーといった商品から、アウトドアのグッズ、フードボウル、犬用お菓子、犬のクリスマスツリー用フィギュア、マグカップ、ステーショナリーグッズなど、プレゼントにぴったりの商品がずらりと並んでいます。私は日本でも珍しい狆という犬種を飼っており方々でグッズを探し歩いていますが、こちらのお店では念願の狆グッズが多数手に入り、大喜びしました!

猫セクションは、ジュエリー、キャットニップ(アメリカ版マタタビ)、デザイナーズカラー、バッグ、爪とぎタワー、デコレーションのような猫じゃらしの数々、クリスタルフィギュア、ディナーテーブルセットなど豪華な品揃えです。アメリカでは日本に比べて猫の数は少なく、街中で猫を見かけることはそれ程多くありません。それゆえ、猫のショップは貴重なので、猫好きにはたまらないお店です。

お店の前では、秋田犬に出会いました。日本の秋田犬は足が長いですが、アメリカの秋田犬は口吻が太めで、被毛も厚くどっしりとしています。アメリカの血統書登録団体AKCでは、両者があまりに違うので、近年からアメリカ産のアメリカン・アキタと外産ジャパニーズアキタを分けることになったそうです。日本から犬を輸入して、本来の姿に近づけようとしていた現地の秋田犬ファンにとっては、大変ショックなようでした・・!


日本のショップも顔負けの可愛い犬用お菓子の数々


どの犬種のグッズも必ず見つかります!!


猫のお店入り口。


お店の前で出会ったアメリカの秋田犬です!


2006.12.1 ペットドッグトレーナー協会年次大会レポート(後編)

前回に引き続き、以下、セミナーのトピックをご紹介したいと思います。

●「トレーニングにおける多様性と創造性」ケン・ラミレズ 
ケンさんは動物園のトレーナーです。野生ではいつどんな獲物が獲れるか分からないといった、常に変化に富んだ生活を送っている野生動物たちなので、飼育下でもトレーニングを通して生活に変化を与えることは、動物のQOLを高める上で必要不可欠だといわれています。トレーニングにも様々な方法を用い、クリエイティブにすることで、動物たちは思いもつかないような様々な行動を見せるようになります。
犬のトレーニングは固定観念によって方法が偏りがちですが、犬以外の動物のトレーニングから学ぶことは沢山あると実感しました。

ベンジャミン・ランチという農場兼飲み屋さんがパーティ会場です

●「私は釣られていた!」イアンダンバー
APDT創設者のイアンダンバー博士が提唱する、食べ物を使って犬を誘導して教えるトレーニング方法について、食べ物を使うことを否定するのではなく、食べ物を手に持たないで出来るようにするという目標をきちんと設定するように、というような内容でした。
最初から食べ物を持たずに、クリッカーという、カチンという音の鳴る道具を用いて教えた方が良いというトレーナーもいて、今回の大会ではそれも議論のテーマになっていました。

●「人道的なトレーニングって一体何?」ドナ・デュフォード
今回のAPDTで最もホットなトピックとなったのは、褒めてしつけるトレーニング方法しか受け入れて来なかったAPDTに、今後は様々なトレーニング方法を受け入れるということでした。
トレーナーは皆人道的なトレーニングを目指しているといいますが、どれが人道的でどれが非人道的と言えるのか?というのはその人の価値観によってかなり差があります。
ドナさんは「人道的」という定義について、どういった側面から判断するか、そしてその効果の違いを科学的に見て、実際の飼い主のニーズに応えるにはどうしたらいいかといった現実的な事も踏まえて説明されました。
例えば電気ショックの吠え防止首輪と、シトロネラという柑橘系のスプレーによる吠え防止首輪だと、スプレー首輪の方が効果があるという実験データがあります。スプレーのほうが人道的だと考えてしまいますが、逆にとると、より効果的な罰=より強い罰であったということになる、という問題提起もありました。
当たり前のように思えていても、一度冷静に、本当に今やっている方法で効果があるのか、また、その他のオプションを考えてみることはとても大事だと思いました。

●大会中のパーティにて
大会の最後にはベンジャミン・ランチという農場風の飲み屋さんでパーティがあり、電動ウシ型マシーンによるカウボーイ体験や、乳搾り競争などが楽しめました!

日本でも今年12月にJAPDT(ジャパンペットドッグトレーナー協会)が発足するそうです。いよいよ、日本も欧米から独立して団体を持つことになりましたが、初年度ということもあって、講師の殆どは外国人講師です。今後、日本で団体が成長する事を願っています。どんなものになるか、今から楽しみです。

トレーナー、スー・スタンバーグさんによる生演奏がありました!


カウボーイの体験が出来る、牛型のマシーン。なんとこれが回転します!
(写真に写っているのはイアン・ダンバー先生です)


2006.11.15 ペットドッグトレーナー協会年次大会レポート(前編)

9月13日〜17日にアメリカミズーリ州カンザスシティにて、第13回ペットドッグトレーナー協会(APDT)の年次大会が行われました。

今年は日本でJAPDTが発足するとあって、主催者のレッドハート社から奨学金を得て派遣された方々など、日本から6名もの参加者がありました。

私がこの大会に初めて参加したのは98年ですが、年を重ねるにつれ、団体の規模も大きくなり、テーマも大分変わった気がします。

今年の特徴は、初めての参加者が多かったこと、またセミナーのトピックも犬の起源や遺伝に関してなどアカデミックな内容から、問題行動の修正、経営、健康管理、猫のトレーニング、様々なトレーニング方法を受け入れ、向き合うにはどうしたらいいかといったポリシーに関わることまで多岐に渡りました。各セミナーは新米トレーナー向け、中級トレーナー向け、科学分野に分けられています。昼休みには参加者同士で最新トピックについてディスカッションを行うコーナーもありました。以下、私が参加したものの中で興味深かったものを挙げてみます。


今年のAPDT年次大会のマスコットはテリアです。

●「矯正のないトレーニング方法は犬を甘やかすのか?」
(スーザン・ギャロット)

トレーニングを行う時、犬を静めることに集中していて、それが犬のやる気を無くしてしまうことがあります。彼女は犬に障害を飛ばせて速さを競う、アジリティ競技のトレーナーです。彼女はそんな活発なボーダーコリーを、まるでスイッチを押すように、簡単に活発にし、またぬいぐるみのように大人しくすることができます。

犬はどうしたら自分が欲しいもの(注目、遊びなど何でも)が得られるのか、常に考えています。例えば、食事中食べ物を落としても、犬がその場でじっとしていたらご褒美をあげることで、犬がじっとその場で待つようにするなど、犬が自らやらねばならないような状況を作ってしまうことができる、と説明していました。

犬がやりたくないならやらなくてもよい、という犬のオプションを作ること。その為に犬がやらざるを得ないような状況と、飛びつくようなご褒美、そして段階的に教えることで成功を重ねていくという内容でした。

●「犬の進化とペット犬への影響に関するパネルディスカッション」
(ジェームス・サーペル、レイ・コッピンジャー、ジャニス・コーラーマツニック)

三人の科学者によるディスカッションが行われました。ある目的の為に改良された、例えばボーダーコリーなど牧羊犬種に特有の活発な行動は、他に向けさせることはできても、止めることはできない、それを飼育者に説明する責任があるということ、犬の劣悪な繁殖によって問題行動が生まれているという現状、野生犬や、土着犬の研究データを用いて犬の起源についての仮説を話すなど、とても興味深いディスカッションとなりました。トレーナーは経験によって話すことが多いですが、科学者がデータに基づいて説明するというのは客観的に証明できるのでとても良かったと感じました。

<次号に続く>


開催ホテルからの風景。カンザスシティが一望できます


ブースでは犬具が格安で購入できます。犬同伴不可なので試着できないのが残念。


2006.11.1 アメリカのペットショップレポート

今回カリフォルニアのサニーヴェイルにあるペットショップ、フラッフィー・パピーをご紹介します。このお店はちょっとユニークな品揃えとサービスを行っています。

○実用品主義
このお店は実用的な良い商品だけを置くという特徴のお店です。商品は、プロが見れば直ぐ分かる良品揃いです。その為、量販店に比べると割高ではありますが、品質から考えると安価です。
例えば、フードにしても、無添加で高品質な商品が並び、本のコーナーにはトレーナーが読むような専門書がずらりと揃っています。また犬具のコーナーには、使用法についてのビデオがあり、デポジットとして1日50セント程度でビデオを貸りて、返却するとレンタル料は返ってきます。

○パピークラス
実は、このお店にはもう一つの顔があります。閉店後はシリウス・パピートレーニングという、以前このコーナーでもご紹介した、獣医行動学者イアン・ダンバーの主催する子犬クラスが開催されているのです。元々このお店はしつけ教室を開くことを考えて設計されたので、商品の棚はキャスター付きで、移動できるようになっています。教室開催時は商品棚の下段にはビニールシートをかけているので商品は汚れません。

○地域コミュニティの情報源として
ここの素晴らしいところは、地域コミュニティの情報源として機能していることです。入り口には情報コーナーがあり、保護団体、ペット関連業者のパンフなどが置かれています。また、教室以外に週末になると保護団体による小動物の飼育レクチャーなども行っており、店主ご自身もお話をしたりするそうです。ここにある商品なら信頼して何でも購入できる、そんな印象を受けました。また、驚いたことに、店内には他のペットショップのチラシも置かれていました。店主に尋ねると、このお店は実用性重視で、お洒落なグッズなどは取り揃えていないので、それに関しては他店を紹介したいからなのだそうです。

○顧客へのフォローアップ
日本でもアメリカでも、店員が商品の使い方まで知識のないことは良くあることです。商品をただ売るのではなく、顧客との信頼関係を築き、商品の使い方も教える、そしてしつけ教室などを通して飼い主教育をすることで、ペットに対する意識を高め、社会に受け入れられる手助けをする。またショップが中心となって、地域の情報源、ネットワーク構築の場として貢献するというのは、大切なことだと感じました。

前に戻る次へ進む

コラム:どうぶつのお医者さん
高井牧の海外レポート
会員の皆様からのお便り
おすすめの一冊
ペットなニュース
ペット健康手帳
無料しつけ教室
里親募集
ペットリンク集
▲このページのトップへ