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●「矯正のないトレーニング方法は犬を甘やかすのか?」
(スーザン・ギャロット)
トレーニングを行う時、犬を静めることに集中していて、それが犬のやる気を無くしてしまうことがあります。彼女は犬に障害を飛ばせて速さを競う、アジリティ競技のトレーナーです。彼女はそんな活発なボーダーコリーを、まるでスイッチを押すように、簡単に活発にし、またぬいぐるみのように大人しくすることができます。
犬はどうしたら自分が欲しいもの(注目、遊びなど何でも)が得られるのか、常に考えています。例えば、食事中食べ物を落としても、犬がその場でじっとしていたらご褒美をあげることで、犬がじっとその場で待つようにするなど、犬が自らやらねばならないような状況を作ってしまうことができる、と説明していました。
犬がやりたくないならやらなくてもよい、という犬のオプションを作ること。その為に犬がやらざるを得ないような状況と、飛びつくようなご褒美、そして段階的に教えることで成功を重ねていくという内容でした。
●「犬の進化とペット犬への影響に関するパネルディスカッション」
(ジェームス・サーペル、レイ・コッピンジャー、ジャニス・コーラーマツニック)
三人の科学者によるディスカッションが行われました。ある目的の為に改良された、例えばボーダーコリーなど牧羊犬種に特有の活発な行動は、他に向けさせることはできても、止めることはできない、それを飼育者に説明する責任があるということ、犬の劣悪な繁殖によって問題行動が生まれているという現状、野生犬や、土着犬の研究データを用いて犬の起源についての仮説を話すなど、とても興味深いディスカッションとなりました。トレーナーは経験によって話すことが多いですが、科学者がデータに基づいて説明するというのは客観的に証明できるのでとても良かったと感じました。
<次号に続く>
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