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前回に引き続き、今回はドイツで犬と楽しめるアクティビティや、犬のブリーダー(繁殖業者)についてご紹介します。●ドイツの人はどう犬を買うか? ドイツにはペットショップがなく、スーパーでペット用品を売っているだけです。犬はブリーダーから直接購入します。不要犬をシェルターなどから譲り受ける場合、150〜250ユーロ(約2万3千〜3万9千円)の保険費用を払います。これは犬を実験用に売るのを防ぐ保険です。 ●厳しい血統書登録制度 ドイツの血統書登録団体の一つに、DVHがあり、殆どの犬がVDHに属しています。ドイツでは、ブリーダーに資格制度はありませんが、会員のブリーダーはその規定を守らないといけません。VDHの登録犬はドッグショーで3度審査されて初めて純血犬とみなされます。加えて股関節、視力、忍耐力テストを行います。 VDHの職員はブリーダーの元で、子犬を8週齢で目や忍耐力のチェックをし、純血犬として認めます。例えば雌犬の飼い主が経験なしに愛犬を繁殖したいとすると、その犬はブリーダーのところに期間中置いておかねばなりません VDHの会員でないブリーダーの繁殖犬は、保証や健康チェックやアフターケアがありません。東ヨーロッパから密輸された犬の可能性も高いそうです。 ●犬を飼ったら 飼い主は犬をそのエリアで登録され、殆どの町では犬税を払わねばなりません。町により料金は異なります。私は二頭の愛犬に140ユーロ(2万2千円程度)を払っています。 危険な犬種のカテゴリーに入る犬を飼っている場合、税は高くなっています。州により、危険な犬種のリストがあります。その犬種はリードを付け、公共の場では口輪が必要です。また、この犬種の飼い主はトレーニングコースとテストを受けなければならず、犬を扱えることを示さねばなりません。そして初めて犬を飼う許可が下り、許可証が発行されます。 ●ドイツの飼い主ドイツ人の大半は犬についての知識があり、動物を優しく扱います。また、ドイツでは犬に洋服を着せたり、アクセサリーなどをつけることはありません。 しかし、どの国でも同じですが、問題はあり、社会化不足などが原因で他の犬と全く協調できない、攻撃的な犬もいます。飼い主によっては犬に対し理解がある一方、過保護にしたり、犬について学ぼうとしない人もいます。ある飼い主は奴隷を持ちたいとでも思っているのでしょうか、よく若い男性が犬を乱暴に扱うことがあります。 もっと酷いのは、子供へのクリスマスプレゼントで犬を買い、トレーニングもせず、それが成長して問題を起こし、夏休みにどこかで休暇を取る時、森に繫いで捨てられることもあります。 ●犬と楽しめる遊びなど 多くの人は週末オフリードで走れる田舎道までドライブし、ハイキングを楽しみます。しかし、森で気をつけなければいけないのは、愛犬が野犬と間違えられ、猟師によって撃たれることがあることです。サイクリングは良く行われます。この他、川に泳ぎに行く、アジリティ、ドッグダンス、ハンティング、牧羊犬のトレーニングに参加する、長期休暇に犬と一緒に別荘に行く、などがあげられます。 以上、ドイツの犬や飼い主の様子が少しお分かりいただけたでしょうか。 インタビューの最後に、バーサさんは素晴らしい言葉をくださいました。 「犬をトレーニングする上で大事なのは、飼い主も教育されなければならないということだと思っています。私達は、何故犬がこの行動を取っているのか、背景にある理由を考えなければなりません。犬にただ要求するだけでは、犬とってフェアではなく、無意味だからです。私達は犬を親友と呼び、奴隷のように扱う事は出来ません。私達は彼らの自然な行動を尊重し、そして犬が納得するように伝える必要があります。」 私も全く同感で、犬に対する思いは世界共通だと感じました。 実は、今回で海外の犬レポートは最終回となります。世界の犬を通して、犬という動物を様々な視点から捉えたいと思い、取材してきました。
今までアメリカを中心のレポートを書かせていただきましたが、今回はアメリカを離れ、香港出身で現在ドイツ在住のオールドイングリッシュシープドッグを二頭飼われている、バーサ・カーストさんにお話を伺いました。私自身はドイツに行ったことは一度だけ、一週間程度の滞在でしたが、犬が街に溶け込んでいて、受け入れられている印象を受けました。今回はバーサさんのご協力を得て、主にドイツの社会における犬の受け入れやトレーニングについてご紹介したいと思います。 ドイツの犬に関してお話することは沢山ありますので、少しずつご説明したいと思います。 ●ドイツのペットと公共の場での犬の受け入れ 家を持ったら、これは一種の文化ですが、ドイツ人は犬を飼いたがります。殆どの人は動物好きで、犬や猫、馬、羊、ヤギ、牛、ウサギ、ニワトリ、ロバ、ハチなどが一般的です。小動物は裏庭で、馬や牛といった大動物はどこか近場に土地を持って飼われています。 様々な犬が大きさに関わらず、レストラン、公園、空港、フェリー、電車、タクシー(大型犬はバスに乗ります)デパート、そしてショッピングモールに入ることができます。ホテル、そして貸別荘では場所によって犬が入れる所とそうでない所があります。肉を売るスーパーやお店に犬は入れません。 ドイツでは犬はビーチに入れませんが、犬専用のビーチがあります。交通機関に関しては、犬を連れて行くのに全く問題がないと思います。というのは殆どの人が頻繁に車を使うからです。 私が知る限りでは、西ヨーロッパの方は動物と環境に関して配慮していると思います(西と東で違います)。動物をよく扱っていて、例えば毛皮のジャッケに反対し、酷い犬の飼い主も沢山います。平均的にはよく知識を得ています(少なからず香港に比べては良いです!)。そして犬に時間とお金を掛けていますね。 ●トレーニング ![]() 子犬の飼い主が社会化の為にプレイグループに参加させるということはよく聞きます。そして、基本的なトレーニングコースにも参加していますね。殆ど毎日散歩に連れて行っており、飼い主の多くは愛犬が他の犬と遊ぶ姿を見るのも好みます。 トレーニングスクールやプレイグループは沢山あります。近くでそういったものを探すのに困ることはまずないです。 私の近くにある教室について説明すると、基礎、からアジリティまで沢山の教室を用意しており、食べ物や褒める方法でトレーニングします。でも中には酷い強制的な方法の教室も見たことはありますが! また、バケーション・トレーニングスクールといった、合宿のようなタイプもあります。愛犬と共に1−3週間滞在し、自然の中でトレーニングコースに参加することができます。 私の個人的視点からですが、GSD,ロットワイラーといった犬の飼い主は比較的犬に対する要求が高い気がします。よくGSDは護衛犬としてトレーニングされますが、適切に、もしくは不適切にトレーニングされ、それが何らかの形で事故に繋がることがあります。例えば、飼い主が腕を上げると犬が咬む、などです。 問題の原因の殆どは飼い主側にあり、知識不足で、そして勉強が必要ないと思っている人もいます。問題の殆どは飼い主で、犬側ではありません。
今回は、アメリカ西海岸の北、ワシントン州ボウ在住でBear’s Dog Shopを主宰しておられるトレーナーのジャン・ウェセン先生をレポートします。私がジャンさんに初めてお会いしたのは1998年、アメリカに留学していた時です。ジャンさんは、アメリカ各地で牧羊犬やアジリティ、トラッキングなどのセミナーを開いておられ、ヨーロッパなど海外からも牧羊犬について学ぶ留学生を受け入れています。 ○広大なトレーニング環境 ジャンさんは旦那さんと350頭もの牛、羊、アヒルを飼う牧場を経営しています。その牧場には併設された広い犬舎と屋内トレーニング施設があります。飼育している犬は全て牧羊犬種で、オーストラリアン・ケルピー、オーストラリアン・シェパードなど10頭います。牧羊犬以外にも、フライボール、アジリティ、オビディエンス、トラッキングを教えています。最初お会いした時、とても明るく、そして犬を楽しませる才能に恵まれた人だな、という印象を受けました。犬10頭だけでも大変なのに、物凄いバイタリティです! ジャンさんはトレーニングを始めて18年になります。牧場で円滑に作業する為に、牧羊犬のケルピーを飼ったのがきっかけです。しかし、今ではその牧場の仕事以上に、犬のトレーニングから離れられない程、トレーニングにはまってしまったそうです・・! ○シープハーディング(牧羊犬)のクラス私がジャンさんのクラスに参加していた時、オーストラリアン・シェパードのバスター君を渡されました。彼は牧羊以外のトレーニングはしたことがなく、教室が始まると、よだれダラダラで、それはそれは大興奮でした!というのも、彼は生粋の牧場の犬で、生まれて一度もオヤツを与えられたことも、家庭犬のトレーニングも受けたことが無かったのです。その後、羊のいる牧場でバスター君を渡されたら、何も指示しないのにまるで犬が変わったように羊を私の足元にまとめてくれて、とても感動しました。犬と羊の位置を見ながら、バランスを取りつつまとめるのは、まるでゲームのようで面白かったです。 皆さんの中で牧羊犬についてご存知でない方は、一体牧羊犬はどうやってトレーニングされるのか、ご褒美はどう使うのか、など不思議に思われるかも知れません。牧羊犬にとっては、羊を追うこと自体がご褒美です。牧羊犬は元々本能的なもので羊を囲うので、それを利用しコントロールしていきます。当然、犬は家畜を決して傷つけてはいけません。声の指示(右回り・左回りで羊を囲う、前進する、伏せる、後退、など)とボディランゲージを使いながら、犬を操っていきます。犬は指示に従い、羊飼いの足元に羊をまとめる、飼い主から離れ、遠くにある囲いの中へ羊を誘導する、逃げそうな個体がいたら知らせるといった仕事をします。牧場にとって、犬をトレーニングするということは仕事を円滑に進める為に欠かせないことなのです。
○小型犬も牧羊犬に?
今回カリフォルニアのサニーヴェイルにあるペットショップ、フラッフィー・パピーをご紹介します。このお店はちょっとユニークな品揃えとサービスを行っています。
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